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プロジェクト事例
株式会社 エムアイカード カード業務部 様
プロジェクト事例
CASE STUDIES

株式会社 エムアイカード カード業務部 様

株式会社 エムアイカードについて

1988年に伊勢丹のハウスカードとして設⽴。

2008年の三越伊勢丹ホールディングス設⽴に伴い、2009年9月に「株式会社エムアイカード」に社名変更。

2010年より三越の提携カードを発⾏。

百貨店発のクレジットカードとして質の高いサービスをベースに、2008年にはVisa、2011年にはアメリカン・エキスプレスとの提携カードを発⾏開始し、そのフィールドを拡大している。

従来モデルでは成し得なかった「収益最大化」実現に向けて

審査・与信業務の体制は信⽤企画担当・カード発⾏担当・信⽤管理担当からなり、一連の業務は自社で実施している。

2006年に初期与信モデルを、2008年に途上与信モデルを導⼊したが、与信モデルに下記の課題を抱えていた。

① リスク抑制が主目的のモデルであり、収⼊が十分に考慮されていない。
② ハウスカードを対象に構築したリスクモデルであったため、顧客層の拡大・変化、カード種類の拡充などに十分対応できていない。
③ 初期与信モデルと途上与信モデルが別々に作られていたため、与信基準に連続性がない。

テンソルによる新しい審査モデルで、入会審査6%・途上与信1%の売上増を実現

上記課題の解決に向け、複数社の提案を吟味した結果、カード業界で豊富なモデル構築の実績があり、「収益最大化の目標実現にマッチした提案内容」を提示した、テンソル社をパートナーに選んだ。

テンソル社の⼿法では、収益最大化を実現するために、リスクだけでなく収⼊も考慮した限度額設定を⾏っている。

これまでにも収⼊⾯を考慮した⽅法は存在したが、テンソル社は顧客の利⽤パターンの裏にある潜在的なニーズを捉えている点が、これまでの⼿法と大きく異なっている。これにより、限度額の制限によって⽣じる機会損失額を適切に算出できるため、理にかなった収益最大化を実現する限度額設定ができる。

テンソル社のモデルによる限度額設定のリリースにより、初期与信で約6%・途上与信で約1%の売上向上が実現した。

エムアイカード カード業務部の鈴⽊淳部⻑は、「今回のモデル再構築プロジェクトにおいては、テンソルの知⾒をいただき、収益最大化の実現へ向け基盤を固めることができた。今後は、当社の営業戦略や環境等の変化に機動的に対応できるよう、運⽤課題に取り組み、新しいビジネスにも取り組んでいきたいと考えている。」と語っている。