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プロジェクト事例
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 様
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CASE STUDIES

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 様

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社について

1962年3月の設立以来、生活や暮らしの変化に合わせて、利便性・安全性の高い個人向けローン商品を開発するとともに、各種ご相談・ご契約の受付体制の整備を行うなど、お客さまの多様な資金ニーズに迅速にお応えできる消費者金融サービスを提供しています。

2012年4月1日、当社はSMBCグループの一員となり、同年7月1日にはプロミス株式会社から「SMBCコンシューマーファイナンス株式会社」へと社名を変更しました。

そして、SMBCグループにおけるコンシューマーファイナンス事業の中核会社として、三井住友銀行などのグループ各社と連携をしながら、 更なる成長に向け金融事業(直接融資)をはじめ保証事業、海外事業、債権管理事業の強化に取り組んでいます。

今後も変わらず、「お客さまから最高の信頼を得られるグローバルなコンシューマーファイナンスカンパニー」 を目指しています。

データサイエンティストによる分析業務の課題

SMBC コンシューマーファイナンス株式会社は、保有するデータを新たなサービスや業務効率化等に資する価値に変えるべく、様々な分析業務や予測モデルの構築を内製化しています。その一方で、多種多様な領域で色々な人が業務に携わっていることから、どうしても分析者によってそのアプローチや分析の切り口が異なるケースが生じていました。社内の分析レポートに統一性を持たせられないことが長年の課題となっていました。

日々生じる数多くの分析作業においては、似たような切り口の分析も決して少なくありません。しかし、切り口の統一化が図られていないことで、ある分析者ではカバーされていた観点が、別の分析者ではカバーできていない、といったことが生じやすくなります。そのため、見せる相手によっては追加分析を要求される、といったケースが多く発生していました。

また、この問題点は新たに採用された人材の教育面にも影響を及ぼしていました。誰の下で学ぶかによって身につく分析の作法や切り口の観点は変わりやすいため、部署ごとに独自の作法が継承・維持されやすい体質となっており、分析切り口統一化の大きな妨げともなっていました。

統一的な分析方法をいかにして社内に浸透させるか、その解決策として全社で統一した分析ツールの導入を検討し続けていましたが、現行の分析の質を下げずに切り口を統一化するツールは見いだせていませんでした。過去に導入したツールもありましたが、一見して見栄えの良い結果を提示することはできても、全社で長く活用することを見据えて考えたとき、十分な分析結果を提供してくれるものとはなっていませんでした。

支援ツール導入により分析業務が大幅に効率化

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社は、こうして様々なツールの導入も検討していく中で、最終的にテンソル・コンサルティング株式会社が開発した分析者支援ツール「オートモデリングプラットフォーム」を導入することとしました。本ツールは分析者が予測モデルを作成する上で一般的に必要な観点を自動的に整備して分析する機能を備えたプラットフォームであり、どんな分析者でも統一的な切り口での分析結果を手間なく作成することができます。

特に、分析においてとても重要であるにもかかわらず、実際に行うには作業が煩雑で手が付けにくい基礎分析について、手軽に分析することを可能としています。これによって大きな手間をかけることなく、予測モデルを構築・評価するところまで含めた一連の作業を簡単に実行することができます。その上さらに、分析者の指針・要望に応じて適切にモデリング方針を調整する、といった高度な分析者向けの機能も併せ持っています。

このツールを導入いただいた結果、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社では、分析業務の一部定型化や自動化により、大幅な業務効率改善を実現しました。SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の佐藤様からは「これまでに検討したどの分析ツールよりも、切り口が実務的で弊社の分析業務に役立つものであると感じている。また、分析経験の浅い人でも効率的かつ統一的に作成できるため、分析にかかる時間が50%削減でき、分析業務の大幅な効率化の実現に繋がっている。このツールをこれまで分析業務に積極的にかかわっていなかった層にも利用を広められることで、全社的な分析業務レベルの向上へ繋げていけると考えている」とのコメントを頂いております。